任意整理の弁護士・司法書士の費用ってどのくらいかかる?後払いできる?

任意整理の弁護士・司法書士の費用は

 

・着手金
(依頼した時点でかかる費用。業者の数だけ支払います)
・報酬金
(着手金と同じで業者の数だけ報酬金として払います。)
・減額報酬金
(減額した金額の○%を報酬金として払います)
・過払い金返還請求の報酬
(過払い金があれば返還できた金額の○%支払います)

 

と4つの項目を合計したものになります。

 

「報酬金」の呼び名は各事務所異なりますが、意味合いは同じです。

 

内訳を見ていると借りている業者の数だけ報酬金は高くなります。

 

任意整理にかかるお金ですが、報酬の基準は定められていたのですが、現在は完全に撤廃されて各事務所自由に金額の設定ができるようになりました。

 

そのおかげで競争原理が働いて、誠心誠意を持って対応する事務所が増えました。

 

「誠実な事務所は増えたのいいのがいったいいくらかかるんだい?」

 

と基準もなくなったのに不安になる方もおられるでしょう。

 

その不安を解消するために各都道府県の弁護士会や司法書士会が一応基準を決めています。

 

参考に大阪の弁護士会では任意整理の着手金は2〜4万円としています。
(とらない事務所もある)

 

また過払い金の返還については返還してもらった金額の20%までとしています。

 

各都道府県の弁護士会でも同じような基準だと推測できます。

 

大阪の例と比べてそこまで差はないという前提ですがこの基準を知っておけばあまりに高いと思ったら「なんでこんなに高いの?」と自信を持って疑問を投げつけることができます。

 

なので基準は知っておいて損はないでしょう。

 

さらにわかりやすくできるだけ不安を取り除くために、どのくらい報酬金がかかるのか債務整理に強い弁護士と司法書士の費用を調べて比較してみました!

 

 

 

東京ロータス法律事務所

 

アヴァンス法務事務所

 

新大阪法務司法書士事務所

 

資格

 

弁護士

 

司法書士

 

司法書士

 

着手金

 

1社につき20,000円〜

 

0円

 

0円

 

報酬金

 

1社につき20,000円〜

 

*アヴァンスは債権者の数で
料金がきまります。

 

 

1社につき20,000円〜

 

減額報酬金

 

減額した金額の10%

 

なし

 

減額した金額の10%

 

過払い請求成功報酬

 

取り戻せたお金の20%

 

取り戻せたお金の16〜18%

 

取り戻せたお金の20%

 

事務手数料

 

あり

 

あり

 

あり

 

対応地域

 

全国

 

全国

 

全国

 

事務所

 

東京

 

東京・大阪

 

大阪

 

闇金

 

×

 

 

×

 

 

弁護士に比べると司法書士のほうが費用が安くなっていますが、一番大事なのはいかに誠実に親身になってくれるかだと思っています。

 

なぜならかなり有名な弁護士事務所でも受任しておいてそのまま放置することもあるからです。

 

電話をすれば本気で向きってくれそうな事務所かどうかなんとなくわかると思うのでできれば一度は電話してみることをおすすめしたいです。

 

管理人もも債務整理の際いくつかの事務所に電話をかけたのですが、「後からかけ直します」といって2〜3日たってもかけてこない失礼な事務所もありました。

 

この時点で「あっダメな事務所だな」と判断できるので1社に絞らないことがよい任意整理ができるコツだと思っています。

弁護士・司法書士の費用は分割や後払いもできる?払えないときはどうすればいい?

任意整理をしたいと思っているけれども、手持ちのお金がないので、弁護士費用が払えないという悩みを持っている人も多いかと思います。

 

弁護士に任意整理をお願いする場合は、手続きを始める前に支払う着手金というものと、仕事が終わってから払う報酬とがあります。

 

弁護士によってその金額はまちまちなのですが、一般的に見られる相場としては、10万円から20万円ほどが多いかと思います。

 

この金額は、何件の借金を抱えているかによって違ってきます。

 

手数料として1社につき5万円くらいが相場となっていて、これに事務手数料や相談料などが入ってきますし、任意整理が必要なケースはたいてい一社だけでなく複数の金融会社からの借金がありますので、10万円以上の費用はかかることになりますね。

 

着手金はかなり事務所によって異なるのでなんとも言えませんが、3万円から5万円くらいが多いでしょう。

 

借金の返済に苦しんでいると、こうした弁護士費用も払えなくて延滞してしまうということも普通に生じますね。

 

そのため、任意整理を扱っている弁護士・司法書士の中には、分割払いや任意整理が終わって過払い金が帰ってきたときに、後払いすればよいということにしているところもあります。

 

過払い請求であれば、最初から返還額の何パーセントと決めて、完全いに後払い制をとっているところもありますので安心ですね。

 

また、借金に苦しんでいる人のために、法テラスという公的な助けもあります。

 

法テラスを利用すると、弁護士費用を肩代わりしてくれて、任意整理が終わった後に後払いすればいいようになっています。

 

そして、公的扶助制度を利用すると、手続きのために支払う費用の上限が決められるので、法テラスを通さないよりも割安で任意整理をすることができるんです。

 

借金の苦しみから逃れるのにとても役立つ制度ですので、ぜひともどんな制度なのか、どこで相談できるのかなど、詳細な内容をチェックして利用してみるといいと思いますよ。

 

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監修者

関西大学ファイナンスコースを専攻し卒業。金融を学び、FP2級の資格を持ち、WEBサイトを運営している40代。

■参考サイト

経済産業省

日本弁護士連合会

大阪司法書士会

日本司法書士連合会