【闇金から借りたお金は返済義務はない理由】ただ、借金を飛ばしたり踏み倒すのはやめよう

【闇金から借りたお金は返済義務はない理由】ただ、借金を飛ばしたり踏み倒すのはやめよう


闇金業者の取り立てはほんとうに精神的にやられます。

 

スマホの着信音がなるたびにあの生きた心地のしない気持ちは一生忘れないほどです。

 

返済の目処がつかず地獄のような苦しみを味わう闇金ですが、実は闇金業者から借りたお金については返済義務は無いのです。

 

闇金の借金は返済義務が無い理由は、そもそも闇金は国や都道府県に無許可で貸金業を営んでいるからです。

 

「不法原因給付」といい、法律できっちり定められています。

 

貸金業を営む場合は、まず国や都道府県に貸金業登録をしておく必要があります。

 

正規の金融業者はきちんと登録して営業していますが、闇金は無登録で貸金業を行っており、出資法を無視した超高金利でお金を貸しているのです。

 

合法な金融業者は出資法と貸金業法という法律で定められた年利20%までの上限を守っているのに対し、悪徳な業者は10日で1割、酷い所になると10日で3割や5割といった金利で貸し付けているケースもあるのです。

 

闇金からの借金は返さなくても良い

冒頭でも言いましたが、闇金からの借金は、返済義務がありません。

 

その理由は、闇金による貸出しは「不法原因給付」に該当するからです。

 

不法原因給付とは?
無効な原因に基づく取引には、返済の義務が生じません。

 

以下のような状況が無効な原因に基づく取引の例として考えられます。

 

・闇金業者からの融資
・何らかの性的な要求を伴う友人や知人からの貸し付け
・脅迫を背景とした不当に高い利率の貸付

 

これらのケースでは、契約そのものが公序良俗に反して無効とされます。

 

従って、上記の事情で資金を受け取った場合、法的な返済の義務は発生しません。

 

何が不法原因給付なのか?

 

闇金は、法律に違反する極めて高い利息を適用する契約を結ばせます。

 

このような契約は違法であるため、不法原因給付となり、闇金業者は貸出したお金の返還を求めることが法的には認められません。

 

逆に言えば、借り手はこの借金を返済しなくても、法的には何の問題もないということです。

 

不法原因給付の原則に基づけば、借り手は利息だけでなく、元金についても返済の義務はありません。

 

この理解は、2008年の東京最高裁の判決により広く認知されるようになりました。

 

ただし、返済義務が発生しないのは違法な利息を適用する闇金との契約だけで、消費者金融など法的な上限金利内での借入れの場合は、正当な契約と認識され、その借金に対する返済義務が発生します。

そもそも闇金は完済を求めていないのが実情


そもそも闇金業者は貸したお金の完済を本当は望んでいません。

 

なぜなら、利息として手数料を重ね取りし、借り手を永遠の金の奴隷にしたいからです。

 

完済されると利息の取り立てが終わり、闇金業者が儲からないからです。

 

事実、借り手が完済しようとした際に、闇金業者はわざと連絡を避けたり、「完済するには追加の手数料が必要」と主張して支払いを遅らせようとします。

 

きちんと利息を支払う人ほど、闇金のターゲットとなり、エンドレスに利息の取り立てを受けることになるのが現状です。

 

そのため、闇金からの縛りを断ち切るには、一時的に「借り逃げ」を選ぶという選択も考えられます。

 

しかし、そうした行動には大きなリスクが伴うため、慎重に行動することが求められます。

闇金業者からの借金を返さないと執拗な取り立て被害を受ける


闇金の借金は返済義務がないといって返済しないと、もちろん執拗な取り立てをしてきます。

 

闇金業者も生活がかかっているので、それは必死です。

 

このページを読まれているということはすでに取り立ての電話がかかってきているはずです。

 

いまほんとうにつらいお気持ちなのは重々承知です。

 

どんな取り立てをしてくるのかさらっと解説します。

電話による催促

闇金業者の特徴的な取り立て方法として、「尋常ではない電話催促」が挙げられます。

 

これは貸金業法に定められている1日あたりの督促回数や時間帯を無視して繰り返され、最悪の場合、1日に100回以上も携帯電話や自宅の固定電話に督促の電話がかけられることがあります。

 

このような催促行為は、借金返済に追われる被害者に大きな精神的ストレスと不安を与え、日々の生活を混乱させる悪質な手段です。

 

実際に、過去にはこれらの過剰な催促行為によって、闇金被害者が自殺に追い込まれるという悲劇的なケースもあります。

 

警察には多くの通報が寄せられていますが、民事不介入の原則により、特別な事案でない限り、警察がすぐに行動に移ることはまれです。

家族を巻き込んだ電話催促

正当な貸金業者ならば、借り手の家族に直接催促を行うことはありません。

 

なぜなら、家族には法的な返済義務が存在しないからです。

 

しかし、闇金業者はこの原則を無視し、度々家族を巻き込む嫌がらせを行います。

 

これには、家族への催促電話が含まれ、脅迫的な内容を伝えられることで家族が心身ともに疲弊することが多くあります。

 

さらに、これらの手段は借り手が社会的な信用を失い、追い詰められる効果もあります。

 

周囲から孤立した借り手は、最終的には闇金の要求に屈することが多くなります。

 

このような闇金の手口に対抗するためには、専門的な助けが必要となります。

職場への催促行為

貸金業法に基づき、債務者の職場に対して無理な督促を行うことは禁止されています。

 

法を遵守する正当な貸金業者では、特別な事情がない限り職場への連絡は控えられます。

 

しかし、闇金業者は法律を無視し、債務者の職場への催促電話や直接訪問といった嫌がらせを行うことがあります。

 

これらの行為は、債務者の社会的な立場を揺るがせ、経済的な困難だけでなく、精神的なプレッシャーを増大させることが目的です。

 

さらに、このような催促行為は債務者の職場環境を悪化させ、場合によっては仕事を失うリスクも生じます。

 

こうした闇金業者の行為に対抗するには、適切な法的支援が必要となります。

自宅、近所への嫌がらせ


闇金業者は時として、借金者の自宅の玄関やマンションの掲示板などに、「返済せよ」などと記載された貼り紙を行うことがあります。

 

また、借金者が居住するマンションの全住民宛に、返済を迫る内容の手紙を無差別に投函することもあります。

 

これらの行為は、返済圧力を借金者に強めるだけでなく、周囲の人々への恥ずかしさや社会的な圧力を利用して債務者を追い詰める目的があります。

 

その結果、借金者は自分の生活空間が脅かされ、社会的な孤立を経験することになります。

 

さらに、これらの行為は借金者の周囲の人々を巻き込み、一般的なコミュニティの安定をも揺るがせる可能性があります。

 

このような状況に対処するためには、適切な法的なサポートが必要となります。

救急車や消防車を呼ぶ


いまはもうここまでする闇金業者は少ないですが、闇金業者は時として、返済を強制するために救急車や消防車を不適切に呼び寄せるという卑劣な手段を用いることが過去にありました。

 

もし救急車や消防車が無理やり自宅に呼び出された場合は、「自分が呼んだわけではない」と対応することが大切です。

 

救急隊員や消防隊員が来ることは強烈なストレスとなりますが、ここで闇金に屈すると、今後も同じような嫌がらせを繰り返される可能性があります。

 

あくまで無視し続けることが、このような状況を乗り越えるための最善の方法です。

 

また、闇金業者は注文した記憶がない商品が届くといった、出前の着払いサービスを悪用することもあります。

 

このような場合も、同様に「注文していません」と断り、商品の受け取りを拒否することが重要です。

 

さらに、このような迷惑行為が続く場合は、地元の警察に相談することも検討しましょう。

 

自身の安全と生活を守るために、適切な対策を講じることが必要です。

今の闇金の主流は「ソフト闇金」闇金業者は逮捕されることをもっとも嫌がる


闇金業者の取り立てや嫌がらせを解説してきましたが、いまはもう厳しい取り立てではないソフト闇金が主流です。

 

闇金業者とはいえ人間ですので逮捕されることをもっとも嫌がります。

 

ソフト闇金の特徴は以下の通りです。

 

・ほぼ審査なしで、電話での手続き
・初めは親しみやすく、やさしいな応対
・元金返済より、長い期間利息のみを支払わせる戦略

 

これらの手法により、多くの人々が長期間の借金地獄に陥ることが多いです。

審査がほぼないっも同然 借り入れまでスムーズ

審査のハードルが驚くほど低い。

 

「本当に1万円だけ貸してほしい」と頼めば、ほとんどのソフト闇金は手間いらずで貸してくれます。

驚くほど親しみやすい

昔の闇金と言えば、取り立てが恐ろしいものとして知られていました。

 

しかし、現代のソフト闇金は逆に非常に親切で穏やかな対応をします。

 

彼らは、利用者の日常の悩みを親身になって聞いてくれたり、体調を気にかけるなど、まるで親しい友人のように接してきます。

 

「お金がなくても大丈夫です、一緒に乗り越えていきましょう」と、まるで家族や親友のような温かい言葉をかけてくれます。

 

このような対応により、利用者は闇金に信頼感を抱き、専門家への相談をためらってしまうことが多いのです。

永遠に終わらない利息の支払い

ソフト闇金は、うまく利息だけを長期間にわたって支払わせる戦略をとります。

 

何年もの間、利息だけを返していたら、元の借金の何倍もの金額を支払っていることに気付くことも。

女性がソフト闇金の罠に落ちる背景


女性がソフト闇金に手を出す理由には、特有の背景が見られます。

 

・友人の食事を断れない
・子供の未来のために

 

という二つの要因が大きいです。

友人の食事を断れない

社交的で面倒見のいい女性は、友人や知人の招待を断りきれずにどうしても出費が増えてしまいます。

 

ママ友との付き合いや、出席が必要な儀式での急な出費は、ソフト闇金への第一歩となることも。

子供の教育のため

子供の教育は親としての最優先事項。良い学校に進学させたくても、急な経済的変動や収入の減少で、予期せぬ出費が増えることもあります。

 

信用枠を使い果たしてしまうと、ソフト闇金という選択を迫られることがあります。

借金を飛ばしたり踏み倒して逃げるリスク

「闇金からの借金を返さない」という選択には様々なリスクが伴います。

 

このような行動を取った場合、次のような問題が生じる可能性があります。

執拗な取り立てを行う

闇金業者からの借金を支払わないと決めた場合、彼らは通常の貸金業者と異なり、脅迫的な手段を使って取り立てを行います。

 

法的には返済義務がないとされていても、闇金業者は借り手を精神的に圧迫し、最終的には支払いに追い込むことを目的としています。

 

闇金業者が行う嫌がらせの手口には、以下のようなものがあります。

 

借り手の玄関に張り紙をする。
借り手の家の前で大声を上げる行為(ただし、最近は通報リスクが高まっているため、この手口は減少しているとも言われています)。
出前などを無断で送りつける。
インターネット上で借り手の個人情報を拡散する。

 

これらの行為は、借り手に精神的なストレスを与え、追い込むためのものです。

家族や職場に取り立てを行う


闇金業者は、借金の回収を目的として、借り手の家族や職場にも迷惑をかけることがあります。

 

借金を返済するために「家族からお金を借りるように」と迫ったり、借り手の家族や親戚、配偶者に直接連絡を取って金銭を請求することがあります。

 

特に同居している家族の場合、嫌がらせの対象になる可能性が高まります。

 

さらに、闇金業者が借り手の勤務先を知っている場合、職場に直接押しかけたり、電話をかけたりして迷惑をかけることもあります。

 

このような行為によって、借り手が闇金から借金をしていることが職場に露呈するリスクがあり、場合によっては会社が返済を迫られることも考えられます。

 

これにより、職場にも大きな迷惑がかかることがあります。

詐欺罪に問われる可能性がある

闇金からお金を借りる際、自分に返済する能力がないか、返済する意思がないにもかかわらず金銭を借りた場合、詐欺罪が成立する可能性があります。

 

たとえ相手が闇金業者であっても、支払わなくても良いと知っていながらお金を借りる行為は、法的に問題となる可能性があります。

 

詐欺罪は、他人を欺いて財物を交付させることを意味し、これには返済能力や意思がないにもかかわらず故意にお金を借りる行為も含まれます。

 

闇金業者が違法な手段で金銭を貸し付けている場合でも、借り手が詐欺の意図で行動したと判断されれば、法的な責任を問われる可能性があるのです。

闇金と完全に関係を断ち切るには、司法書士や弁護士に相談する事が大切


完全に関係を断ち切るには、まず司法書士や弁護士に相談する事が大切で、電話や内容証明にて以後支払いをしない事、また請求がある場合は裁判で争うといった旨を相手に通知する事が出来ます。

 

専門家が間に入ると、大半の闇金業者は嫌がらせをやめていきます。

 

実は闇金対応している弁護士や司法書士事務所に行かなくても、闇金対策はできます。

 

任意整理や個人再生、自己破産などの債務整理だと一度は面談や来所しなければならないのがほとんどです。

 

しかし、闇金の場合はメールでいいので、契約書を交わせばすぐに闇金業者と交渉してくれます。

 

なので、闇金に強い弁護士や司法書士の事務所が東京や大阪など、自分の地元とは離れた場所にあっても闇金被害の対応はできるのです。

 

闇金の無料相談なら下記の専門家が即日に対応してくれます。

 

ウォーリア法務事務所

代表司法書士 坪山正義

大阪司法書士会会員(第3831号)

簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号)

宅地建物取引主任者

芦原空手初段

 

ウォーリア法務事務所は、本拠地を大阪に置きつつ、全国の闇金被害者の相談に対応する法務事務所です。

 

セコムにて長年の勤務経験を持つ代表は、闇金被害者の救済を使命とし、闇金問題に専門的に取り組む法務事務所を設立しました。

 

その運営理念は「闘う正義の法律家」であり、これまでに2万件以上の闇金問題の解決に尽力してきました。

 

闇金問題の相談を扱う司法書士事務所や弁護士事務所は数多くありますが、闇金業者との適切な交渉は確かな経験が必要です。

 

誤った交渉手段により、事態がさらに悪化する事例も決して稀ではありません。

 

しかし、ウォーリア法務事務所は、迅速かつ適切な問題解決に定評があります。

 

他の事務所で取り扱いを断られたケースも引き受けていますし、複数の闇金業者からの借入れ問題も、一括して依頼することが可能です。

 

各個人の具体的な状況を詳細に把握した上で、最適な解決策を適用するという手法を取っています。

 

また、ウォーリア法務事務所は気配りあふれる対応で知られ、女性からも気軽に相談されやすいと評価を受けています。

 

クライアントのプライバシーを守る義務を果たし、情報漏洩のないよう、家族や職場に知られない対策を徹底しています

 

したがって、個人情報や相談内容が外部に漏れることはありません。

 

闇金と確実に縁を切りたいのならまずは無料相談してみてください。

 

費用:1件あたり 事務手数料 50,000円(税別)
後払いに対応
事務所:大阪府北区西天満
電話対応時間:完全無料

 

項目 内容
事務所名 司法書士法人 ウォーリア法務事務所
司法書士 坪山 正義
会員番号 大阪司法書士会会員(第3831号)
簡裁訴訟代理等関係業務認定会員(第1012073号)
所在地 〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目10番4号西天満法曹ビル701号室
設立 2013年4月
電話相談 無料相談 0120-703-371
電話受付営業時間 8:30〜22:30(年中無休)
メール相談 24時間受付中
監修者

関西大学ファイナンスコースを専攻し卒業。金融を学び、FP2級の資格を持ち、WEBサイトを運営している40代。

■参考サイト

経済産業省

日本弁護士連合会

大阪司法書士会

日本司法書士連合会