直田 庸介弁護士インタビュー

直田庸介弁護士に自身の仕事やプライベートについてお話を伺いました。

● 幼少期・学生時代について



‐ どのようなお子さんでしたか?
私は、小中学校一学年3クラス程度の関西の田舎で育ちました。あまり勉強で苦労した覚えはありませんでしたが、どちらかというとやんちゃな仲間との付き合いが多く、先生からすると生意気で扱いに困る子供だったと思いますよ(笑)
高校は進学校に通っていました。片道2時間かけて通っていたので、始発に乗っても朝練に間に合わず、部活に参加することは諦めましたが、生徒会長をしていました。自分が出なければという、義務感というか使命に駆られた感じですかね。高校生ながらに熱い思いと責任をもってやっていました。
その後、大学生の時に上京して1人暮らし、初めてアルバイトとしてチューター(個人指導教師)を経験しました。大学入学したての頃は、友達と食事に行ったり、飲みに行ったりする事が多かったですね。
サークル活動では、フットサルをやっていました。近所の中学校の体育館を借りたりしながら週3回くらいは練習をしていました。大会に出たりして、比較的真剣にやっていましたね。今でも月に1回程度ですが趣味として続けています。

‐ 何故弁護士を目指したのですか?
人の人生を支えられる、やりがいがある仕事をしたいと昔から考えていました。人の人生を支えることのできる仕事って何だろうと考えたときに、医者か弁護士かなと高校時代から漠然とした思いがあり、弁護士を選びました。実は血を見るの苦手なので、医者はむりだな・・・と(笑)
弁護士を目指す過程で、裁判官や検事になる人もいますが、私の場合は迷いもなく弁護士を目指すことになりました。
(編集注;大学時代に司法試験に合格しております。)

● スペイン留学時代の思い出



‐ 弁護士になってから海外に留学されたとか?
弁護士になって大手事務所で4年間働いたのちに、キャリアパスとして留学をしました。場所は「スペイン」です。
アメリカやイギリスを留学先に選ぶ人が多かったのですが、私はあまり他の人が行かないような場所で挑戦したいという思いと、南米でいつか仕事をしてみたいと思いがあったのでスペインを選びました。

スペインでは、1年間ロースクールに通い、その後半年間、語学の勉強に励み、その後にスペインの法律事務所で約1年半ほど勤務しました。

‐ スペインではどんな活動を?
法律事務所で外国法のリーガルカウンセルとして働いていました。
日本からのお客さんにスペインの法律を教えたり、日本進出を考えているスペイン企業に法律的なアドバイスをするといった仕事です。
働いていて苦労したのは、やはり“言葉”です。
職業柄、正確に言葉を伝えるということがとても大切なのですが、感情的な言葉や微妙なニュアンスを外国語で伝えるのはとても難しかったです。

 ‐ 日本との違いをどう感じましたか?
スペインに移り住んで、特に大きな驚きはありませんでしたが、私がコンビニのレジに並んでいるのに店員同士でお喋りを続けていたり(話終わるまで待つのが現地では当たり前のようでした)、昼から普通にビールを飲む光景が珍しくなかったり、日本とは随分異なる文化に触れることができました。
現地の弁護士はレベルの幅が日本よりずっと広いという認識です。スペインでは、ひと昔までは法学部を卒業し、弁護士会に登録さえすれば弁護士として活動できたという環境があったせいなのかもしれません。
スペイン人は非常おおらかな人が多く、挨拶も欠かさないという文化で、天気も良い日が多いのでとても過ごしやすかったです。
出来たらリタイア後などにまた、のんびりとした感じでもう1度スペインに住んでみたいですね。

● 弁護士としての活躍について


‐ スペインから帰国後、独立されることになりますが、独立を選んだきっかけは?
スペインでの経験を自由に生かしてみたいという思いと、リーガルテックや他業種との関わり合いに興味が強くあったからですね。ただの弁護士でいるよりは、もっと幅の広いスタイルを目指していきたいと思い独立しました。
弁護士業とは別に、起業したり、どこかのビジネスにジョインしたりと様々なイメージを模索しています。

‐ 印象に残っている事案などありましたか?
会社のお金を横領し、解雇された人物がいたのですが、どうしても社宅(会社のお金で借りている高級住宅)から出て行ってくれませんでした。最終的には申し立てをして、いよいよ裁判所の執行官たちと立ち入ってみると、前日に夜逃げした後でもぬけの殻になっていて、処分に困るような巨大なソファーだけが残されていました。この件には約1年半にわたり最初から最後まで関わっていたということで、依頼者に対して大きな成果は残せませんでしたが、今でも強く印象に残っている事件です。
また大きな訴訟としては、依頼側は回収できないと思っていた数百億円の損金を、チームの一員として約2年戦い続け、最終的には予想を上回る額で和解に至りとても喜んでもらえたという事案も思い出に残っています。

● 現在と今後の目標について



‐ 現在の弁護士としての注力分野は?
企業間紛争、契約問題などの企業法務に力をいれています。
またベンチャー企業の支援にも興味があり利用規約、雇用契約、就業規則の整備などからお客様との関係(未収金)などの問題を解決するお手伝い、さらにはそれらを企業側で解決できる仕組みづくりのサポートにより、顧客に貢献ができたらなと思っています。
また、外国の方たちが抱える問題にも応えられるようになりたいです。

それから、スペイン語ができる日本人弁護士はそれほど多くないので、スペイン語圏のお客様のサポートも積極的に行っていきたいです。

 ‐ 今後はどのような活動を?
今の弁護士としての活動はもちろん継続して行っていきますが、ビジネスをやりたいという思いもあります。何かしらの形でビジネスに関わっていきたいなと。

‐ 弁護士活動以外にはどのような事をされていますか?
弁護士会で子供法委員会に入っていて、そこで児童虐待など子供の福祉に関する活動をしています。
留学前から少年事件の付添人などを務めたりしていたので、子供たちと関わることは多かったですね。
最近、話題になることも多いですが離婚などによるシングルマザーの貧困問題に対する支援なども行えればと思っています。
弁護士という枠組みだけの活動だけでは制限がありますし、かといってボランティアとしての活動だけでは財政的な問題により継続するのは中々難しい部分が出てくると思うので、NPOを立ち上げるなど、ソーシャルビジネスとして社会的に必要とされているアクションを永続性を持たせながらビジネスとして成り立たせることにとても興味を持っています。

‐ 最後にご覧いただいている方にメッセージをお願いします。

弁護士費用・これからの手続きなどの予測可能性をわかりやすく説明することを普段から心がけています。特に、弁護士費用については不安な方も多いと思いますが、ここからは費用が掛かりますよという事もきちんと説明させていただき、納得してもらったうえで何事も進めていくようにしています。
また私自身で対応できない場合には、専門の機関を紹介したり他の弁護士を紹介させていただくという事も行っています。
まずはお気軽に相談ください。
弁護士トークでは、どちらかというと詳細にお返事をさせていただきたいので、パソコンからの返信が多くなると思います。
もちろん、移動中やお急ぎの方にはスマホでも返信はさせて頂きますので、お急ぎの方もどうぞお気軽にご相談ください。
直田庸介

直田庸介

第一東京弁護士会
所属事務所: 直田法律事務所

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